2023
05.11

デザイン会社がお店を運営する理由

4ReaL Design, Column, Design, Yokohama

4REAL DESIGNのそうまかおりです。

新緑香る爽やかな季節になってきました。

この季節が1年で1番好きなのでとても気分が良い今日この頃です。

4REAL DESIGNは、オフィスと店舗が併設されています。2018年頃にオフィスを作って当時はミーティングスペースとしていた場所を2019年終わりにお店にしてたまにオープンするようになりました。その後、自粛期間を経て、現在は週に3日オープンしています。

営業日も少ないながら、お客様にきていただけるお店になってきて嬉しいですね。

今日は珍しくオフィスでこの記事を書いています。接客をするメンバーとお客様とのやりとりを聴きながら書いているのですが、お店のお客様層が幅広くて会話の内容も様々。興味深いです。

デザイン会社としてお店の運営をしていて、接客対応もバイイングも発注も行っています。年齢的にも人生の経験値が高いメンバーなので、最初の立ち上げには慣れない仕事が増えて大変だったものの、現在は余裕を持ってお店とデザインの仕事を両立してくれているので、会社的にはとてもありがたい存在です。

まさかこの年齢で検品したり梱包したり接客したりするとは思っていなかったと思いますが。笑。新しいことにでも楽しんで取り組んでもらえることは本当にありがたいです。

 

お店とデザイン仕事

デザインの仕事はクライアントがいて、クライアントのビジネスの拡大や認知をデザインの力でサポートしていきます。デザインとマーケティングとプランニングが大切です。

デザインやプランニングには、マーケティングがベースにあるわけですが、時代の流れがファッション界のごとく変化が早い。特にこのコロナ禍でオンラインのビジネスでのあり方はなくてはならないのものになりました。コロナ前で徐々にだったものが加速した感じです。

そのためには、常にアンテナを貼って色々変化に対応していかなくてはいけない。ちょっと前はこうだったというものが現在では古いやり方になってしまうこともあります。それに気がつかないといけません。

そういった意味では、お店があって人の流れや商品の流れ、販売の傾向など様々な生きたデータを取ることができる今のやり方は自社にとっても価値があるし、それをクライアントにフィードバックできるということで、デザイン仕事にも大きく影響しています。

 

好きなことをプラス

好きなことをビジネスにすると辛くなるとよく言いますが、それはある意味その通り。自分の尺度で好きでやっていたことが、時間に縛られたり人の意見に左右されたりするだけで自由ではなくなる気がします。

デザインも自分の好きなデザインができない案件だと辛いと感じることもあるでしょう。ましてや、クライアントの好みにデザインを作らなくていけないなど、最初はストレスを感じますよね。

でもまぁその辺は、長くやっていくとクライアントの喜びに合わせてデザインを作るっていう技もできてくるので、仕事としてのデザインはパターンより「その中でより良いデザインを生む」ということに変わっていきます。それが難しければアーティストとして自分のデザインを作ればいいと思います。

 

お店をつくった理由

そもそもわたしがお店を作ったのは、自分が好きなものを作りたかったから。好きなものを集めて紹介したかったからです。クライアントワークではなく、自分の好きを試してみたかったから。先の自分のデザインを作ればいいというところとも少しつながります。

あとは、他社さんのビジネスアップのサポートをしているのに自社のサポートができていなかったこともあります。一生懸命クライアントの事業について考えているだけでは自社はおいてけぼり。他社さんの認知をあげられるのなら、自社のもできるでしょう。というある意味ライトな気持ちもありました。

ライトタッチで始めたので、手探り部分だったことも多いのですが、梱包のデザインとかカードのデザインとか見せ方とか写真の撮り方とかはきっと普通のお仕事の方より簡単にできた分始めやすかったことはあります。サイトを作ることができるのも大きいですよね。夜思いたってパパっと作ってしまった。

今はそのようにパパッとECサイトを作ることができるサービスも多いので、一昔前よりオンラインビジネスが始めやすくもなりました。ほんと昔は大変お金も労力もかかったものです。

 

次のフェーズ

長くなってきたのでこの辺でやめておきますが、2023年になってまた色々なことをやりたくなってきました。可能性として何がいいかはわからないですが、初めて自社について考えて取り組んで見る時間を作った結果、やりたいことだけが増えました。笑。

もちろん、もっと事業を高めたい気持ちもありますが、

「楽しみたい。」

そんな気持ちが多くなってきたので、楽しんでいく所存です。

それではまた。