06.24
変化を嫌うか好むか
4REAL DESIGNのそうまかおりです。もはやこのブログも季節のお手紙みたいになってきました。久しぶりに新しいことを書くつもりで前の記事を読むと、その頃の記憶が戻ってくるのですが、2、3ヶ月でこうも状況も自分の気持ちも変化するものなのねといつも思います。
変化を嫌うか好むかという話ですが、割と日本人は変化を嫌うDNAだといいます。そして群れの中にいると安心する。そうすることによって日本では生命が維持できてきたようなので、DNAそのように刻まれているみたい。なのでわたしのようなタイプは古の日本では一番最初に淘汰されたであろう生物です。人と同じことを強いられるのが苦手。そして変化もウェルカム。
過去世というものがあるとすればきっと日本で生きていたわけではないと思うことにしています。たまたま今は日本人というだけで、きっと過去はヨーロッパ・・・笑
屋号のネーミングについて
このブログは4REAL DESIGNについて書かなくてはいけないと思うので書きます(もうこの時点で最強に無計画です)。
4REAL DESIGNとして正式に開業届けをだしたのは2008年。その前の2003年か2004年頃からWEBデザイン制作という形でフリーで活動していました。そして気が付いたら20年くらい経っていてびっくりで笑えます。こんなに長く使う名前ならもっと深く考えて決めるべきだったな。4REAL DESIGNのネーミングについてはその時は色々考えたとは思うのですが割と簡単に決めたので、長い、とか覚えづらい、とか色々な反省があります。
その逆できちんと考えて名前を決めるタイプの友人がいますが、彼女のネーミングは全て素敵。意味もさることながらその人間性とか生き様とか経験とかそういうことも反映されていて、まるっと含めて「良い」ので、いつも「羨ましい。次回はそうしよう!」と思うのです。でも、その時が来るとまた簡単に決めちゃう。
それには理由があって、何かをやると決めたら早く進めたくなってしまうのです。サイト作るのもロゴ作るのも名前がないと進まない。それならば急がなくては!と、そんな感じで決めてしまうが所以。
ストアもアトリエも新しいスタジオも結果シンプルなものに。ただ、長いのはやめました。短くて覚えやすくてというところだけ念頭に作ったのが、Cs(セス)とB4°(ビヨンド)。B4° STUDIOについては同じような感覚を持っている妹がさくっとアイデアを出してきたのでそれに決めたのでした。
でもまあともあれ、20年も使っていれば愛着もそれなりにありますし、それだからここまでやってこれたのだと思えばいい名前をつけたのではないかなと思うことにしています。
自社事業のプランのこと
事業をローンチするために、勢いは大事とはいえ、事業やサービスの青写真みたいなものはちゃんとプランニングしています。規模感にもよるのですが、世の中に出してみないとわからないことってビジネスでは多いですよね。
幸い、WEBもマーケティングもツール作りもできるので、まずはある程度決めて、出してからブラッシュアップしていくスタイルです。デジタル系は特に物理的に何かを作らなくてはいけないこともなく、パソコンがあればできることは多いのでそういった意味では新しいサービスは始めやすいこともありますし「あ、こんな感じのものができそう!」と思ったらまずは名前を決めてサービスサイトを作ることにしています。
実店舗とアトリエとオフィスのこと
ただ、アトリエとストアに関しては、2008年に横浜の小さな商店街の中に実際に作りました。オンラインだけでいいことも多いのですが、どうしても人とのふれあいも欲しいタイプ。1人でずっと仕事をしてきたので、外とのコミュニティを作ったり物質的な信頼感を作りたかったこともあります。場所があれば人が来ると思うので色々と想いがあったのですが、その後はご存知の通り数年間は世の中非対面がデフォルトになりました(泣)。
そもそもストアも自分で陶器ブランドを作って販売する場所として作ったのでしたが、今は小さなセレクトストアになっています。
まずオフィスを借りるなら、誰にもどこにあるかもわからないような1室ではなく、ストアとアトリエが併設していなくてはならないと思いました。オフィスだけのためにリアル物件を借りるのはわたしの中では無しでした。デジタルな仕事は本当にどこでもPCがあればできちゃうので。
「ストアにするには路面じゃなくてはいけない。外から中が見える大きな窓が理想。」
そんなことを言っていたらすぐに今の物件に出会いました。そして小さな昭和の雰囲気がある商店街に、パリの路地裏にありそうなお店を作ることになりました。手前はストアとアトリエ、奥がオフィスの今の空間は、コロナのおかげで思ったような進み具合ではなかったにしても、セレクトストアとして魅力的な商品に出会ったりして色々な体験ができたのでよかったです。自分たちで作ったオリジナル商品なども販売しながら今も小さく(週3日)運営しています。
ストアとしてはある程度(やりたいことが)落ち着いてきたので、今度はアトリエとしての運用を改めてプランしています。ストアにする前にはミーティングやWEB教室などで使っていたのですが、少しその空気を戻しつつ、ストア以外の日に、そこを作った当初に描いていたような、いい形で発信できたり人と共有できたりするようなことができるスペースにしようと思っています。
写真教室や友人とのワークショップを通じて、もっと多くの人と楽しめること。ここからは「楽しむ」が大きなポイントとなると思っています。だから多くの楽しいことをやりたいと思っているところです。仕事をしていると、つい目の前のにんじんを追いかけてしまいますが、もっともっと先にあるものを目指して進めたらと思っています。
昨年でやっとコロナの感じが落ち着いて、きっと今年前半は止まっていたエンジンを整備したりするように忙しかった人も多いですよね。ある意味それは今後の助走だったのではないかと思うのです。今年後半からはモヤっていた助走期間を経て楽しめる何かが待っている気がします。
それではまた。