06.19
目的にあった制作会社を
ホームページ制作の業者さんって世の中にどのくらいあるのだろうと考えてみました。
というのも、先日伺ったお客様とのお話の中で、「決して安くないのに、他のと色くらいしか変わらないホームページデザインでいまいち頼む気がしなかったのよ。」という声があったのです。
「ホームページが存在すればいい」という時期には、そういった業者さんも多く、テンプレートが決まっていてレイアウトはそのまま。写真と文言だけ入れ替えて完成形。というビジネスモデルもありました。
私もWebデザイナーとして起業したての頃、そういった会社と契約してとにかくデザインをあてていくという仕事をしていたこともあります。月に7〜10本デザインを入れていくのです。それはそれは大変でした。特に仕事先もなく起業した私にとっては、早くクオリティの高いデザインを作るという技を磨けたいいお仕事でしたけれど。
でも、それも10年とか前の話で最近はホームページはあればいいという時代ではなく、情報はもちろん、使い勝手、個性、アイデンティティを表現する時代でもあるように思います。制作の技術も驚きの進歩具合で、手書きをして大変だったものが楽に動くようになったり、一貫性のなかったルールがまとまってきたり、進歩に伴い淘汰されていく技術もあったりしています。
業界関係なく、一般の方の中にもそうしたアイデンティティを求める方も多くなってきましたし、私もそうした提案をします。すっかり全体的にそういう流れになっているものだと思っていたのですが、前述のような業者さんもまだいらっしゃるということを知り、最初の疑問を持ったのでした。
実際、制作会社は山ほどあるので、どのくらいって考えるのはあまり意味がないのですが、色々なタイプがある、ということは明確です。オリジナリティや成果を引き出してくれるところまで力添えしてくれる会社、営業をたくさんして、数をこなすことが目的で、安価で提供する会社もあります。これは極端な例なので、現実目の前にしてそれを見極めるのはなかなか難しい。
お客さん側としては、できれば安価でいいものを作りたいと思うはずです。しかし、その1件に関わる人間の手間や作業、成果やアイデンティティを出すためのヒアリングや考える時間など計算するとなかなか安価でそれを提供するのは難しいのです。
最初のお客様がおっしゃったような「他と色しか変わらない」というそういう時代のものをみればわかりやすいですが、通常はホームページを見ただけでは、何が安くて何が高いかわからないですよね。
ではどうやって見極めるかということなのですが
- これまでの仕事を見る
- その人の人間性を見る
- 話をちゃんとしてくれる人を探す
これは大事なことです。制作会社が最初からクライアントの全てがわかるわけがなく、いい部分がわかるのはお客様自身です。一緒に作り上げないといけないです。ちゃんと不明な部分は話しをてクリアにしながら進んでいける会社を見つけられるといいですよね。
結局、コミュニケーション能力とか人間性とか。デザインや技術の他に大事な部分が絶対あります。人と人とのお付き合いですしね。
自分にも言い聞かせなくては!頑張ります。