2016
04.12

10年前の最先端

Column, Lifestyle

お天気が悪いとなかなか頭が動きません。ミーティングやなどの予定がない日の午前中は、まずは家事なのですが、そこに至るまでもなかなか。フリーランスの悲しい現実ですが、こういう辺りは自分のスケジューリングの悪さと加齢を感じます。

さて、最近はネット環境の発達と共に、便利な機能やアプリなどが出現しています。数年前に従妹が海外へお嫁に行った際には、Skypeの素晴らしさを体感しました。外国と無料で繋がるとは、昭和生まれの人間には考えてみたこともなかった。懐かしい、ダイヤル式電話。クルクルしたコードを指に巻きながらの長電話。母によく怒られたものです。(そういえば、なぜあの頃はあんなに長電話ができたのだろう?)メールやLINEもないので公共の電話(家族のものだけれど)が唯一の友人との連絡手段だったので、ここぞとばかりに盛り上がる。それも夜の電話。今はLINEなどで、思い立ったらすぐに連絡ができちゃうから、相手に一度に伝える情報量が少なくなったのかもしれません。それと、こっそりじゃないけれど、公共の電話で怒られながら話をするって行為がスリリングだったのかもしれません。ドラマでも、主人公は親友と夜中にマニキュアを塗りながら長電話しているシーンもよくありました。

仕事の際にももちろん、この最近の優れた機能は力を発揮します。

クライアントとの打ち合わせ。(格好よく言うとブレスト)定期ミーティング。進行中の仕事での情報共有。なんて便利!でかけていく必要もなく、お互い顔を見ながら会話ができるので、対面してのミーティングと大差ありません。遠くの人とも意識共有できます。海外でも。

一見、会社での遠隔会議などに用いられていそうですが、そんなこともなく、しがないフリーランスにもとても強い味方。私は、Skypeとチャットワークをよく使います。こんな仕事の仕方を自分がするとは思ってもみなかった。

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数年前、別の仕事で展示会などをやっていました。なかでもIT系のものは多く、大手のメーカーが仕事や世の中が便利になるシステムや製品を開発し、発表します。携帯電話はかろうじてありましたが、遠隔会議のデモなどは、自分とは全く別の世界の話だと思いながらもよくやりました。タブレットや液晶に書き込みしたり、タッチパネルで操作する製品など。

そういう業界にいたので、少しは技術の進歩に触れる機会が多かったのですが、それが個人単位になるなんてことは、当時の私には考えもつかず。面白かったけど。遠隔会議を大きなモニターに書き込みをしながらのデモは、その時代の展示会で多く、専門用語に目を白黒させながら、発表をしていたものです。液晶に書き込みできるんです。すごい太いペンで。たまに通信が切れてデモを中断したりのアクシデントがありながらも、すごい機能だと思っていました。

それが今はタブレットで、ボールペンと変わらないサイズのペンでメモをとって、普通に日常にある。これが進化ですね。10年後はどうなるか。人工知能?

余談ですが、SkypeをタブレットとiPhoneで使うために、アプリをダウンロードしました。ブラウザではFacebookのアカウントでログインをしていたので、そのままできるものだと思っていたら、できないのですね。何回も色々試して問い合わせまでしてやっと発覚。結局新しくアカウントを作り直して、これまでの全てを消すことになってしまいました。じゃあFacebookでログインするメリットって何だったのだろう・・・